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アーモンドミルクとは

アーモンドミルク市場

食の多様化とヘルシー志向を背景に
日本市場で拡大を続けるアーモンドミルク

日本市場にアーモンドミルクが登場するようになったのは2013年のこと。アーモンドの本場・米国からブルーダイアモンド「アーモンドブリーズ」が上陸し、同時期に「アーモンドといえばグリコ」の江崎グリコが「アーモンド効果」を発売しました。メディアが牛乳、豆乳に次ぐ「第3のミルク」としてアーモンドミルクやライスミルクを大きく取り上げたことを契機に、市場は大きく拡大しました。

その後、アーモンドミルクは一時的なブームとして終わらず、「植物性ミルク」として、日本市場に定着。堅調に売上を伸ばしてきました。

2020年のアーモンドミルク市場は、販売金額が100億円を突破し、 販売量2万2千klと、前年比で、販売金額19%増、販売量34%増と飛躍的に伸びました。

コロナ禍での巣ごもり需要による影響だけでなく、ヘルシー志向や、植物性食品(プラントベースフード)への関心の高まりなども、市場拡大の背景として考えられます。

(イメージ)アーモンドミルク市場は年々延び続けています!

米国では飲みやすくておいしい
アーモンドミルクが人気に

アメリカやヨーロッパでは、アーモンドミルクはとてもポピュラーな飲みものです。中世ヨーロッパでは、キリスト教徒が肉や乳製品を控える四旬節の期間に牛乳の代わりにアーモンドミルクを飲んでいました。そのまま飲むほかにも、料理やお菓子の材料としてアーモンドミルクがよく用いられています。

アメリカではオートミールやシリアル、スムージーなど、よく乳製品を消費する食文化です。健康意識や菜食主義など、なんらかの理由で牛乳を飲まない人のために代替飲料も豊富で、従来は長く豆乳が大きなシェアを占め続け、ほかにもアーモンドミルクやライスミルクなどもスーパーに並んでいます。

ここ数年では特に、健康意識の高まりや菜食ブームの到来に伴い、こういった「植物性ミルク」の市場が活性化しています。英国の調査会社ミンテルの調査によると、植物性ミルクの市場は、2020年で29億ドルと見込んでおり、2015年から5年間で154%成長しています。中でも特に成長著しいのがアーモンドミルク。アーモンドミルクは植物性ミルク市場の63%を占めており、いまや植物性ミルクの定番です。今後も拡大していくと予測しています。

米国における乳代替飲料の販売額推移と将来予測

(グラフ)米国における乳代替飲料の販売額推移と将来予測

金額換算を「現行価格」に変更いたしました。
出典:Mintel Report: Dairy and Non-Dairy Milk: Incl Impact of COVID-19 - US - October 2020

セレブやモデルも
アーモンドミルクを愛飲!

低脂肪ミルクや豆乳に加えて、ヘルスコンシャスなセレブやモデルもアーモンドミルクを愛飲しています。彼女たちは美を保つ食事法としてスムージーやコールドプレスジュースなどを取り入れていますが、その際人気なのがアーモンドミルクなのです。低カロリーだからダイエットにも効果的、しかもビタミンEとミネラルが豊富なので美肌効果も期待できるアーモンドミルク。美容に敏感な女性たちに人気です。

(イメージ)セレブやモデルもアーモンドミルクを愛飲!

アメリカではコーヒーに入れる牛乳の代わりにアーモンドミルクを選べる

従来は牛乳の代用品として豆乳が中心でしたが、近年、アーモンドミルクを選択できるカフェが増加。レギュラーコーヒーをはじめ、ラテやカプチーノなどにアーモンドミルクをリクエストできます。アメリカの大手コーヒーチェーン店のスターバックスでも、2016年より牛乳の代わりにアーモンドミルクを選べるようになりました。(日本では、2017年に期間限定で導入、2020年より定番化)
またアーモンドミルクを使ったスムージーやスイーツを提供するヘルスコンシャスな店舗も増えているようです。

(イメージ)アメリカではコーヒーに入れる牛乳の代わりにアーモンドミルクを選べる

進む「食の多様化」、
世界的に植物性乳製品は年々増加

いま、世界規模で「食の多様化」が進み、次々と新たな食の素材やライフスタイルが出現しています。

特にこの数年、世界中で製品開発が活発になっているのが植物由来(プラントベース)の原料で作った食品や飲料です。たとえば植物性乳製品の製品数は、飲料だけでなく、ヨーグルトやアイスクリームなどのアイテムが年々増加しています。素材別にみると、アーモンドはもちろんのこと、オーツ麦やえんどう豆など、新たな植物性の素材に注目が集まっています。

実は植物性乳製品の開発が活発化している背景に、各企業のSDGs(持続可能な開発目標)への対応があります。SDGsへの取り組みの一環として、企業が環境負荷の少ない植物性由来のメニューを採用し、拡充しているのも理由のひとつです。

さらに日本では、訪日外国人の増加により、ヴィーガン(菜食主義)需要が追い風となり、アーモンドミルクなどの植物性乳製品の需要が伸びると予想されています。

植物性乳製品の原料別新製品数(%)(世界)
2017年1月~2019年12月

(グラフ)植物性乳製品の原料別新製品数
出典:Mintel GNPD(日本テトラパック株式会社編集)

植物性乳製品のサブカテゴリー別新製品数(%)(世界)
2017年1月~2019年12月

(グラフ)植物性乳製品のサブカテゴリー別新製品数
出典:Mintel GNPD(日本テトラパック株式会社編集)